○ 児島製機 ライスレポート =第188号= ○●○○●○
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<目次>
1)最新情報 ~商品情報~
2)イサオチャンネル ~お米に携わる人たちへ~
3)メンテナンス情報
4)今月のひとこと ~柏餅~
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1) 最新情報 ~商品情報~
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2) イサオチャンネル ~お米に携わる人たちへ~
私は、平成5年の米騒動(外米が入って来た時)の頃に、
児島製機の社員としてお米の業界に足を踏み入れました。今年で27年目になります。
『おい、本田!』と呼ばれ、取引先の社長のもとへ走って向かったことは、
今でも懐かしい思い出です。『本田』と呼んでくださった方々から沢山のことを教えて頂きました。
米騒動の後、食糧管理法が変わったことで、スーパーやドラッグストア等でもお米を販売できるようになりました。
それ以降、町のお米屋さんは少しずつ減少してきました。
その後も、バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災など、
何度も経済危機に見舞われましたが、
いずれも大きな影響を受けることなく、今日まで日本の主食を支え続けることができました。
5年ほど前、近所に住む大野さんから株式会社大野食糧を譲っていただき、お米屋さんを始めました。
自分でお米屋さんを経営してみて、より深くお米屋さんの気持ちが分かるようになると共に、
お米に関して今まで以上に真剣に勉強するようになりました。
お米屋さんとして農家の皆さんとお話をする機会が増え、
「後継者がいない」「高齢化で、将来田んぼを維持できるか分からない」
といった悩みを持つ方が多くいらっしゃることが分ってきました。
岐阜県に限らず、これからは全国的にも農家さんがいなくなるのではないかと懸念しています。
お米を作る人がいなければ、売ることも食べることもできませんよね。
そこで、今後は流通の川上から川下まで担えるよう、
プラントや小売りだけでなく米作りにも携わっていくことを目標に経営をしていきたいと思っています。
さて、現在感染拡大を続けている新型コロナウィルス。
外出自粛要請などの影響を受け、世界的に経済が停滞してしまいました。
この未曽有の危機に際し、我々お米業界では、オリンピックをあてにしていた人、
飲食店に米を納めている人、スーパーに納めている人、
ネットで販売をしている人、それぞれ扱っている商品や客層によって随分と差が出ているように見えます。
児島製機でも会社の周辺で集団感染が起こり、
スーパーへ行くのも恐ろしい毎日を送っています。
営業自粛または短縮営業をするお客様やメーカーも多く、
打合せも思うように出来ないため、現在では修理のみ対応している状況です。
しかし、お米の業界は他の業界と比べてまだ良い方ではないでしょうか。
昨今、国内におけるお米の消費量は年々減ってきてはいますが、
日本人ならご飯を全く食べなくなることは無いかと思います。
まずはお米の消費を増やすことをしましょう。消費者にお米のすばらしさを伝え、
パン食や麺食からお米を食べるように勧めましょう。
それが今できることではないでしょうか?
また、新型コロナウィルス終息後のことも考えましょう。
技術や概念が目まぐるしく変化し、近い未来の予想も難しい時代となりました。
従来のやり方にこだわるのではなく、常に新しい売り方、新しい仕事の仕方を考え、
ピンチをチヤンスに変えましょう。まだまだ出来ることはたくさんあると思います。
日本人に限らず、世界中の人たちがお米を食べています。
そう考えればこれから先のビジネスにも希望が見えてくるのではないでしょうか。
いつこのコロナウィルス騒ぎが終わるのか分からず、
不安でいっぱいの世の中ですが、一緒に頑張っていきましょう。
「あの時は大変だったよな」と笑って言い合える、そんな未来になればいいと思います。
何とかなる!!
そんな気持ちで。
(株)児島製機/大野食糧(株)
代表取締役 本田 功
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3) メンテナンス情報
修理等希望の方は、メール又は電話で連絡下さい。
折返しご連絡します。
MAIL:info@kojimaseiki.co.jp
TEL :058-232-2516
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4) 今月のひとこと ~柏餅~
暖かい気候になってきましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
5月になりましたね。
5月5日は端午の節句で、柏餅を食べますが、
柏餅の由来はご存じでしょうか。
カシワの葉を用いた柏餅は、
徳川九代将軍家重から十代将軍家治の頃、江戸で生まれました。
カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、
「子孫繁栄」という縁起をかついだものとされています。
江戸で生まれた端午の節句に柏餅を供えるという文化は、
参勤交代で日本全国に行き渡ったと考えられています。
1930年代頃まではカシワの葉を用いた柏餅は関東が中心でした。
カシワの葉でくるむものが生まれるより前には、
サルトリイバラなどの葉で包む餅が存在し、
カシワの自生が少ない地域ではこれが柏餅として普及していました。
その後韓国や中国からカシワの葉が輸入されるようになったこともあり、
カシワの葉でくるむ柏餅が全国的に主流となっている。
餡の種類は、つぶあん、こしあんがポピュラーですが、
そのほか「みそあん」も用いられることもあります。
京都では、白味噌餡を用いているところもあるそうです。
また亜種として餅が蓬餅で作られたものも近年では存在しています。
カシワの葉を用いた場合は「かしわもち」と呼ばれることが多く、
他の植物を用いた場合に「しばもち」など地方により異なる名称を持ちます。
自分の地域では、どの柏餅が主流なのか、
ぜひ調べてみてくださいね。
それでは、また次回。
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